初級レベル
基本英文法をマスター
文章作成に欠かせない基本的なスキルである英文法の知識を身につけましょう。文法の学習方法は非常にシンプルで、参考書を使いながら知識を一つずつ積み重ねるだけです。
重要なことは、自分に適したレベルから学習を始めることです。
文法で挫折してしまう人は、上級者向けの教材を最初から使用してしまう傾向があります。場合によっては、中学生向けの参考書から始めることが最も効果的かもしれません。
読解も大切
日本語も同様ですが、優れた文章を書く人は読書量が多いです。非常に多くの本を読むことで、読書を通じて、自然に語彙や表現が蓄積され、同時に同等の文章のスタイルが身につくのです。
自分で読んだものは無意識に頭に残り、それが自分で文章を構築するときに表れます。文章を書こうとして苦労している場合は、最初は読書に時間をかけることをおすすめします。
日記を書いてみましょう
一気に文章を書くのは難しいものです。何を書いていいのか分からないのが普通です。
実際のところ、日常生活で英語の文章を書いている人は少ないかもしれません。ですから、具体的な方法として、日記を書くことをおすすめします。
日記といっても短いもので大丈夫ですし、３日から４日に一度でも充分です。質にこだわらず、ただ書くことに焦点を当てましょう。この段階では、書くこと自体に意味があります。
中級レベル
高度な文法知識を磨こう
まず、文法の知識を向上させることが最優先です。この段階の人は中学や高校で学んだ文法をすでに習得していますので、基礎は問題ありません。
ここでは新しい知識を得るよりも、既存の知識をより深く詳細に理解していくことが求められます。
高度な文法知識とは、例えばTOEICの文法セクションで出題されるような問題です。言い換えれば、TOEICの文法セクションでほぼ満点を獲得できれば、文法の習得は達成されたと言えるでしょう。
そういった目標に向けた参考書や問題集が出版されていますので、それらを利用するとよいでしょう。
難しいと感じるかもしれませんが、実際にはそこまで難しくありません。
難しいと感じる場合は、基礎レベルの知識がまだ十分でない可能性があります。その場合は基本に戻り、徐々にレベルを上げることをおすすめめします。
文章の質に注意
初級者の段階では、とにかく英文を書くことが重要ですが、中級者になると質にも注意を払う必要があります。
その第一歩として覚えておくべきなのがパラグラフ・ライティングです。英語の文章は複数の文から成り立つパラグラフが基本的な単位となります。
この記事でも、数行ごとに1行あけていますが、これがパラグラフです。
日本語と同様に、ただ行を改めれば良いわけではありません。各パラグラフには意味があり、全体としては起承転結の流れがあるように構成します。
これは初めは難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば非常に楽です。そして、自分の考えを整理するスキルも向上するため、文章作成が簡単になります。
あまり知られていませんが、参考になる教材や書籍が多く存在しますので、それらに取り組んでみてください。
上級レベル
執筆する習慣を続けよう
この段階に達すると、ライティングに必要な知識は充分に備わっています。
残りは慣れの問題です。多くの英文を書くことで、習得した知識が向上し、洗練された文章が書けるようになります。
ここまで来たら、英文を書くことを習慣にするのが最も効果的です。
目標に応じて知識を獲得しよう
知識が不要と書きましたが、それは日常生活での話です。例えば、大学で学びたい、ビジネスで契約書などを書きたいという場合は、それに適した知識を学ぶ必要があります。
これに関しては、専門書が市販されていますので、活用してください。また、状況によっては専門学校への進学も検討する価値があります。
ただし、これらの知識が必要ない場合は、特に身につける必要はありません。
