日本語の人格・英語の人格

英語を勉強し始めた頃は、英会話の本を読んだり文法の勉強をしたりしますが、そのときってどんなことを考えているでしょう。

海外旅行で英語をペラペラ話してしる姿を想像したり、外人さんとニコニコ話したりしてたりする様子でしょうか。

英語を勉強し始めた頃は日本語を英語に翻訳しながら話すので、自分の人格、つまり日本語の人格で話していることになります。

ところがある程度、英語を話せるようになると、英語の人格で英語を話していることに気付くはずです。

私はリチャード・ギアさんに乗り移って話している姿が浮かびます。彼ならどんなことを話すだろうか、どんな話し方だろうか、どんな姿勢だろうか。

そんなことを考えています。

アメリカの俳優ではロバート・デ・ニーロさんが好きなのですが、どうゆうわけかリチャード・ギアさんなんですね。

好きなアメリカ人になりきって話そうとすることで、英語だけでなく、その国の文化などにも自然と意識がいっていることに気付きます。

やはり文化の違う国ですから、日本の考え方だけで英会話は成り立ちにくいことは確かです。

お礼が典型的な例ですね。

日本では人に何かしてもらったら、「ありがとう」とりも「どうも、すいません」とか「申し訳ない」などを使うことが多いと思いませんか?

これは通訳泣かせの例でもあります。

日本人が外人に対して「いろいろ気をつかってもらって申し訳ない」といったのを、通訳の人が「Thank you for ~」などと訳すと、「私は申し訳ない気持ちを伝えて欲しいんだ」という人が時々おられるそうです。

こんな文化の違いを意識しないと、英語は上手なのに気持ちは伝わらないといったことが起きかねません。

英語の人格も意識するようにしましょう。

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