英語の音読教材選びに困ったら、洋画のDVDの字幕を読んでみるのも一つの方法です。
音読教材というと真っ先に書籍の形式を思い浮かべるものですが、ちょっと目先を変えると、動画を教材としてみるのも面白いものです。
洋画はネイティブの人を対象に作られているので、話すスピードももちろん普通に会話しているスピードです。日本人には聞き取りにくい部分や話しにくい部分もたくさんあります。
しかし洋画のDVDには字幕がついていますから、聴いたり話したりする際のヒントは用意されているわけです。
ネイティブスピーカーのナチュラルスピードが売りの教材もありますが、感情や抑揚の点では洋画に勝るものはないでしょう。しかも少し古い洋画だと1,000円程度で販売されていますから、教材としても高価なものではありません。
・DVDを使った音読の方法
実際に音読の教材として使うには、主人公だけを追いかける方法と、登場人物全員を追いかける方法があります。始めて試すのであれば、主人公だけを追いかけるほうがいいでしょう。
実際に試してみると分かりますが、全員のセリフを追いかけていると途中で疲れてしまいます。どの勉強方法でもそうですが、長続きしないと意味がないのでスローペースから始めましょう。
あまり細かいところにこだわると先に進まないので、大体マネができたかなというところで次に進みます。一箇所にこだわるよりも、何周も繰り返すほうがスピードにもついていきやすくなります。
これは書籍の音読でも同じですね。慣れてきたら追いかける登場人物を増やしていくことで、いろんな表現方法が身につくはずです。
私もテレビで育った世代ですから本やCDだけを使うよりも、動画のあるほうがモチベーションはあがります。
洋画が好きな人なら登場人物になりきって発音やイントネーションを身につけると、あの俳優としゃべり方がソックリなんて言われる日が来るかもしれませんよ。