子どもにとって未知の言葉ともいえる英語も、英単語から入ることで学習の進歩が早まります。子どもにとって最適な英単語の学習方法をお伝えします。
子供が英単語を覚える順序
- アルファベットを覚える
- 英単語を覚える
小学校の指導要領でも「書く」ことに重点は置かれていません。書けたほうがいいよといった程度でしょうか。英単語は暗記のためだけに何回書いても、なかなか覚えられるものではありません。
書くには大変な労力が必要です。大人で話すのが好きな人でも、それを書いてくださいと言われると「面倒くさい」と思ってしまうのではないでしょうか。
子どもがポケモンの名前を覚えるように、「聞く」「話す」に時間をかけたほうが集中して学習できます。
アルファベットを覚える
アルファベットは英語の中でも基本中の基本です。しかし、日本では独自の発音方法が浸透してしまっているので、英語が聞き取れないなど大きな問題になっています。
アルファベットの読み方
A=エイ、F=エフ(下唇を噛む)、H=エイチ、J=ジェイ、M=エm、N=エn、Z=ズィーなど、正しい発音を最初に覚えてしまえば、O.K.をオッケーと間違えて発音することもありません。
ローマ字を覚える
今までは小学校によってローマ字を教えるか教えないかの違いがありましたが、ヘボン式のローマ字を読めるほうが英語学習では圧倒的に有利です。
英単語を覚える
小学校中学年では約200語の英単語を習い、卒業までに約600語を習います。小学校では身の回りのものが中心なので、覚え方のコツをつかめば、それほど難しくはないでしょう。
英単語の発音を覚える
英語の発音はローマ字の発音だけでカバーできないので、英単語の正しい発音を覚える必要があります。Aには、「ア」と「エ」の2つの発音があるようなものです。
最初に間違って覚えてしまうと後から覚え直すのは大変です。まずは子どもと保護者が一緒に声を出しながら覚えるほうがいいですね。
フォニックスとは
英単語の発音を覚えるには、フォニックスの規則を利用するのが手っ取り早いのですが、子どもだけで覚えるには無理があります。保護者の方に時間があれば、一緒にやってみるくらいに覚えておいてください。
英単語と絵で覚える
中学生以上になると、単語帳に英語と日本語を書いて必死に覚えようとした記憶は誰にでもあるでしょう。しかし、小学生が英単語を覚えるのには適していません。
文字より絵にしたほうが、圧倒的に早く覚えることができます。覚えたり思い出す手がかりとして、かるたのように絵のそばに最初の一文字を書いておくのもいいでしょう。
保護者の方が作るのが大変であれば、書籍を利用する方法もあります。
参考書籍
まとめ
学校の授業では理解度を確認するために、どうしても文字で回答することになります。でも、将来的に英語をスラスラ話せるようになるには、英単語を絵やイメージとしてとらえるほうがスムーズになります。
ネイティブスピーカーの人たちは、日本語ではなく英語で考え英語で話すからです。
子どものうちから英単語をイメージで理解するクセをつけておけば、将来的に理解度で一歩先を進むことができます。
学校の教育では子どもが話す時間は圧倒的に少ないといえます。家庭で英語の学習をするときは、英語を口に出す時間を多くとることで早く覚えることができます。
話せる言葉は、読めるし書けるし聞き取れるのです。
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