能動態と受動態

能動態は「誰が」「何を」「した」と、何かをする側からの表現ですが、受動態は「誰が」「誰から」「何を」「された」の表現です。前置詞によって全く意味が違う表現になることもありますから、合わせて覚えておきましょう。

■ 受動態の基本形
能動態と受動態では主語が入れ替わります。そして、主語+be 動詞+動詞の過去分詞+(前置詞)+(名詞など)と続きます。

◆能動態
・Kyoko wrote this letter.
(京子がこの手紙を書いた)
◆受動態
・This letter was written by Kyoko.
(この手紙は京子によって書かれた)

■ 現在・過去・未来は、be 動詞で決まる

・This diary is published by “ABC Shuppan”.
(この日記はABC出版から出版される)

・This diary was published by “ABC Shuppan”.
(この日記はABC出版から出版された)

・This diary will be published by “ABC Shuppan”.
(この日記はABC出版から出版されるだろう)

■間違いやすい前置詞
by を使った例文を紹介してきましたが、実は by は結構、間違いやすい前置詞でもあります。受動態で使われることが多いので、ここで紹介しておきます。

次の3つの文で、正しい英文はいくつあるでしょうか?
1. This diary was writen by Taro.
2. This diary was written by pencil.
3. This diary was writen by PC.

さて、この3つの文のうちで、正しい英文はいくつあるでしょうか?

答えは、1. This diary was writen by Taro. だけです。日本語訳をつけると、

1. This diary was writen by Taro.
(この日記は、太郎によって書かれた)
2. This diary was written by pencil.
(この日記は、(意思を持った)鉛筆によって書かれた)
3. This diary was writen by PC.
(この日記は、(意思を持った)パソコンによって書かれた)

日本人なら何となく意味が分かるので、どれでもいいように感じますが、英語には「あいまい」は存在しないので、論理的に書かないと、とんでもない勘違いをされます、というか失笑されます(苦笑)。

では、2.3.の英文を正しい前置詞に直してみましょう。分かりやすいように、太郎君が書いた日記として説明します。

2. This diary was written with pancil.
太郎君が鉛筆を持って書いたので、太郎君と鉛筆がくっついて日記に直接書き込んでいるようなイメージですから “with” が使われます。

3. This diary was written on PC.
鉛筆と違って、太郎君とパソコンの距離が離れますね。太郎くんがパソコンを持ち上げて日記帳に書き込んだのではなく、パソコンを使って日記を書いたので “on” が使われます。

■その他の受動態

“by” 以外の前置詞も使えます。すべては書ききれないので、一部だけですけど例文を紹介します。

・I am intersted in ~
私は~に興味がある。ご存知の英文ですよね、マル暗記してしまっていい英文です。

・I was born in 1970.
私は1970年に生まれた。

・I was born in the U.S.A.
私はアメリカで生まれた。地名には “the” がつきます。

・I am satisfied this website.
私はこのサイトに満足している。えへっ(笑)。

現在のことを書く

日記では今日会ったことなど過去のことを書くことが多いですが、いま考えていることなど現在のことを書いておくこともありますね。

◆今の気持ちを書く

今やりたい事や考えていることなどを書いてみましょう。

I want to keep a dog.
犬を飼いたいな
I want to try scuba diving.
スキューバダイビングをやってみたい
I’m going to visit China this Autumn.
今年の秋に中国に行くつもりだ
I feel like dancing.
踊りたい気分だ

3番目の例文で時期を書くときは “this” や”next” などを書きましょう。
this summer :今年の夏 next winter:来年の冬のような表現です。

4番目の例文では、動詞を進行形にします。過去形であっても同じです。
I really felt like drinking much. :お酒をたくさん飲みたい気分だった(ヤケ酒したかった)。

◆習慣などを書く

I usually play tennis with my friends on Sunday.
日曜日は大抵、友達とテニスをしています。

頻度を表現するには、頻度が高い順に次の通りです。
always > usualy > often > sometimes
(常に) (大抵) (しばしば) (時々)

未来のことを書く

未来のことを書くには、”be going to” と “will” の二つで表現できます。

◆未来の表現 「~しよう」 「~するつもりだ」

・I am going to rent a DVD this weekend.
・I will rent a DVD this weekend.

省略形は次の通りですが、口語でもこちらのほうが一般的ですね。

・I’m going to rent a DVD this weekend.
・I’ll rent a DVD this weekend.

◆否定形 「~しない」 「~するつもりはない」

「~するつもりはない」と将来の出来事を否定するには、”be not going to” や “won’t = will not” (発音は [wount] )を使います。

・I’m not going to rent a DVD this weekend.
・I won’t
rent a DVD this weekend.
・I won’t forget. (私は忘れないだろう)

過去のことを書く

日記では過去のことを書くことが多いですから、その英語表現を学習しましょう。過去を表現するには動詞の過去形を使います。

■be 動詞

現在形
過去形
I am a tennis player.
I was a tennis player.
I am busy today.
I was busy yesterday
Kyoko is in the room.
Kyoko was in the room.

このように be 動詞の変化で現在形と過去形を表現します。

■一般動詞

一般動詞には動詞の語尾に “ed” をつける規則動詞と、不規則に変化する不規則動詞があります。

◆規則動詞

現在形
過去形
I watch TV everyday.
I watched TV yesterday.

◆不規則動詞

現在形
過去形
I go to see movies every month.
I went to see the movie “Titanic”.

現在形の “movies” は複数形で、どの映画と特定していないので “the” がつかない点に注意。I often go to see movies. なども同じです。過去形の “movie” はタイタニックのことなので単数形で “the” がつきます。


関連ページ

未来のことを書く
現在のことを書く

目的語でもっと詳しく「主語+動詞+目的語」

主語+動詞+目的語も、「誰が+どうした+何を」の形です。目的語は動詞の「何を」を説明するもので、名詞・動名詞・thatの形を覚えておけば使える表現が増えます。

◆主語+動詞+目的語(名詞)
・I keep a diary.
私は日記をつけている(継続している)
この文は「何」を keep (継続) しているかに、a diary と説明している文です。

◆主語+動詞+目的語(動名詞)
・I like singing.
私は歌うことが好きだ
この文は「何」が好きかに、singing と説明している文です。

主語+動詞+目的語(that)
・I think that she is lovely.
彼女は可愛いと思う
この文は動詞 think の「何を」を、that 以下で説明している文です。日常的な口語では that を省略することが多いですが、文章を書くときは省略しないクセをつけましょう。

主語を説明してみよう「主語+動詞+補語」

主語+動詞+補語の形です。補語は主語の「何」を説明するものです。

◆一番簡単な例文は、これでしょう。

This is a pen.

主語+be動詞+補語の形です。”This is” だけだと「これです」なので、「これ」が「何」だか分からないから補語の”a pen” で説明しています。

ちょっとだけ長い文にしてみると、これも「主語+動詞+補語」の形になります。

He is a collage student. He is 20 years old.

2文とも、”He” が「何」であるかを「補語」で説明している形です。

◆be動詞ではなく一般動詞を使った例文は、

He looks young.

主語+一般動詞+補語の形です。”He became” の「何」になったのかを、補語の “teacher” で説明しています。

補語は主語を説明しているので「主語=補語」が成り立ちそうですが、動詞が現在形か過去形かによって性質や状態が変わるので、動詞がなければ正しい英文にはならないんですね。

主語+動詞が英語の基本

どんなに長い英文でも、基本は「主語+動詞」から始まります。これに目的語や補語、修飾語などがくっついて一つの文章になります。

「作文を書くときには5W1Hを考えなさい」、こんなことを学校で習いましたよね。5W1Hの「誰」が「どうした」と、「結論を先に書く」と覚えておけばいいかも知れません。例文をあげてみると、

・I played.
・I tried.
・I think.
・We enjoyed.
・Taro cried.

これが英文の最小単位で、これ以上は短くできません。しかし、これだけでは具体的な内容が分からないので、この後に説明文がいろいろとくっついて、ややこしい(笑)英文が完成するわけです。

・I played.
・I played baseball.
・I played baseball with some friends.
・I played baseball with some friends at school.
・I played baseball with some friends at school last Sunday.

段々と具体的になってきましたね。英文がこれだけ長くなっても、「主語+動詞」の位置は変わりません。英語日記をつけるときには、このように「主語+動詞」を最初に考えればスムーズに書き始めることができるはずです。

難しく考えずに取りあえず「主語+動詞」を書いてみれば、それだけでも立派な英語日記です。長い文章は少しずつ覚えていきましょう。