得意分野に集中する

logo 効果的な英語の学習方法は

英語といっても範囲が広くてどこから手をつけようか?こんな悩みを持っている人も多いと思います。

集中して英語を勉強できるのは、参考書や文法書だけではありません。自分が得意とする分野の英語なら、参考書より楽しく学習できますよね。

■事務機器を扱う外資系企業に働いていたころの話です。

輸入された製品のマニュアルを翻訳した人が電気関係のことを知らなかったため、とんでもないマニュアルを届けられました。

例えば、”power supply assembly” は、日本語では「電源装置」でいいのに「電気を供給する集まり」とか、”log in” を「丸太小屋に入る」 (”log” は丸太小屋の意がある) とか変な翻訳をされて、「言いたいことは分かるんだけど」って笑いながら読んだことがありました。結局、英語の原文をを送ってもらって自分たちで翻訳することになってしまいました。

その後、コンピューター関係の職場に移りましたが、この分野はどうしてもアメリカの情報が一番早かったので、辞書をひきながら英文を読んでいました。最初は辞書とにらめっこだったのが、数ヶ月もすると斜め読みするだけで重要なことを書いてある部分が自然と目に飛び込んでくるようになりました。

「全部を和訳しろ」って翻訳のテストでもされたら50点とか60点だったかも知れませんが、自分の知りたい情報が英語で読めるようになった感動は忘れられないですね。

コンピューター分野の英文は読むのが早くなりましたが、小説など他の分野ではそれほど早くなった気はしませんでした。それでも、大量の英文に目を通していたためか、知らずに覚えてしまった英単語や熟語はたくさんありました。

同じ分野の英文なら、同じ表現に何回も目を通すことになります。
そうすると、「この英文は、この和訳しかない」と自然に分かるようになるんですね。

あなたが興味を持っている分野は何ですか?

・ファッション
・車
・アウトドア
・絵画
・料理
・スポーツ
・音楽

インターネットでは世界中で発信されている英文を読むことができますよね。写真など読む手助けとなる情報もあるので、自分の得意な分野の英文を大量に読むのは、それほど苦痛に感じないでしょう。

英語学習にちょっと疲れたなと思ったら、自分の好きな分野の英文記事を眺めてみませんか?全部読もうと頑張らなくてもいいんです。少しずつの経験が、いずれ大きな力になっていることもありますから。

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