ニュース英語はまだ早い

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英語学習初心者に時々見られるのが、ニュース英語を教材として使うことです。でも意外な落とし穴もあるんですよ。

ニュースで使われている英語と日常会話で使われている英語は明らかに違うのに、幅広い知識も得られるからという思いで取り組まれるようです。

テレビを観ていても分かりますが、アニメやドラマで使われている日本語とニュースで使われている単語や言い回しは明らかに違います。

特に見出しは短い言葉で全体を伝えようとしますから、ある意味不自然になりがちなのは日本語も英語も同じことです。

日常会話では滅多に使わない単語を一生懸命覚えるのは、初心者のうちは時間の無駄です。「高速増殖炉」という単語を覚えたとしても、何年に一回使うでしょうか。4年に1回のアメリカ大統領選の様子を英語で聞き取ろうとしても、次に使うのは恐らく4年後でしょう。

学習する目的が違えば方法も違うのですが、英語初心者の方は成果が見えないためにあせってしまって、回り道をすることがあります。これは私も同じでした。

自分で読んでみて、少し分からないところがある。くらいの教材を100%理解できるようになるのが、上達の早道です。

ニュース英語は、日常会話がある程度できるようになってから取り組みましょう。

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